ごあいさつ ~ 小規模企業の労務管理を軽減し利益を伸ばすお役に立ちたい ~

葛飾区産業連盟 会長 瀧澤一郎
葛飾区産業連盟 会長
瀧澤一郎

平成30年の総会で19年間務められた前会長の橋本朝夫会長から会長を引き継ぎました。
当社は以前は一般会員だったのですが、平成24年に当社が工場を閉鎖したのに伴い社員数が半減したので、社労士さんをお断りして、当時の「葛飾区工場連盟」に事務組合会員として、労務事務の委託をお願いすることになりました。

葛飾区は、かつては、大田区、墨田区に次ぐ「ものづくりの町」として多くの工場がありましたが、グローバル化の進行により、様々な工場が廃業を余儀なくされて行きました。一方では、「若い世代の人口が増え続ける住民ニーズの拡大」に伴う介護や育児などの住民サービス型産業を始めとする様々な企業が増えております。そこで、平成29年度の総会で、従来の「葛飾区工場連盟」という名称を実態に合わせ「葛飾区産業連盟」と改称し、「工場以外のどの企業でも加入できる」という事を明確に致しました。

私が26年間社長を務めている東京和晒株式会社という会社について少しご紹介させて頂きます。当社は1889年(明治22年)の創業以来、小巾綿布・和晒にこだわり続けて「晒」「ゆかた」「手ぬぐい」「伴天」「先染生地」「無地染」など、時代とともに様々な製品づくりでお客様とつながって来ました。小巾綿布の即納体制はもとより、プロから個人に至るまで、オリジナル製作の多彩なニーズにワンストップで対応しています。またクリエイターの方の創作活動・染体験・物販を応援している古くて新しい会社です。

葛飾区産業連盟のメリットはズバリ、それ以前の社労士さんの時との比較では、労務管理コストが約8分の1になった事です。これは大変わかりやすい大きなメリットですので「自分でハローワークや労働基準監督署に行くのが面倒」とか「社労士さんにお願いするほどの社員数が居ない事業所」の方にこの葛飾区産業連盟の事をご説明し何名も入会して頂けるようになりました。皆さん会員になられて大変喜んでおります。

また、東京都工業団体連合会の「依頼試験等助成事業」も使わせて頂きましたが手続きも簡単で、年会費以上に十分元が取れるので助かっております。

私は商工会議所や法人会や間税会など様々な団体の役員を兼務し、いずれも会員増強には苦心しております。しかるに当会のメリットは大変わかりやすいので、これからも会員の皆様とともに新たな会員への入会の呼びかけをすすめ小規模企業の労務管理を軽減し利益を伸ばすお役に立ちたい思っておりますので、是非当会の周知にご理解ご協力頂けますようお願い申し上げます。