1.労働保険事務組合

ハローワークと労働基準監督署に都度行く必要がありません

事業主の皆さんが事務処理している労働保険(雇用保険・労災保険)の事務を事業主に代わって事業主団体が行えるように厚生労働大臣から認可を受けた団体の呼び名を労働保険事務組合といいます。葛飾区産業連盟は昭和34年の早くより労働保険事務組合の認可を受けて活動をしております。
事業主に代わって行う労働保険事務は次のとおりです。

◎雇用保険関係

(1)被保険者資格取得届・喪失届・離職証明書その他の作成手続き
(2)事業所の各種変更手続き・その他の届出
(3)各種助成金の申請についての作成指導

◎労災保険関係

(1)中小事業主等の労災保険特別加入
(2)各種給付請求書の作成手続き
役員・事業主の家族従業者も労災保険の給付の対象になれます。

◎労働保険事務組合の特典

(1)個人企業の事業主や家族従業者や法人の役員など労働者に該当しない者も労災保険に加入できます(特別加入制度)。
(2)事業主に代わって事務の一切を行いますので、それだけで事業主の負担が軽減されます。
(3)事務員の費用や時間が省けます。
(4)労働保険料の額に関係なく年3回の分割納付ができます。

2.労働保険適正加入促進事業の推進員活動

労働保険とは、労働者災害補償保険(一般に【労災保険】といいます。)と雇用保険とを総称した言葉です。労働者を1人でも雇っていれば、事業主は加入手続きを行い、労働保険料を納付しなければなりません。厚生労働省は、労働保険の適正加入促進を図るため労働保険適性加入促進事業を行うため、全国労働保険事務組合連合会に事業を委託しており、葛飾区産業連盟は適正加入推進員として活動しております。

3.上部団体の行う各種助成事業の窓口を行っております

(1)ものづくり基盤技術強化支援事業
(2)専門家派遣事業費用無料利用回数1事業所あたり年間5回
(3)依頼試験等助成事業助成限度額上限20万円(対象経費の2/3以内》
その他人材育成研修、講演会など

4.就業規則など労働法関係書類の作成指導を実施しています

毎年作成届出が必要な、時間外・休日労働の協定(36協定)、1年間の変形労働時間制の作成届出の手伝いを行います。

5.巡回定期健康診断を実施します

労働安全衛生規則、及び有機溶剤規則やじん肺法に基づく従業員の定期健康診断を検診車にて希望事業所を巡回します.特殊健康診断も実施します。

6.各種共済事業・上乗せ労災保険について

中小企業退職金共済制度をはじめ、労保連労働災害保険《労災上乗せ保険》の普及、斡旋につとめその取扱いも行っております。

7.永年勤続優良従業員の表彰をします

(1)一般社団法人東京工業団体連合会(上部団体)の会長表彰を毎年行っております。なお会長表彰者には5年毎に東京都知事、東京労働経済局長表彰者の推薦をしております。
(2)葛飾区では毎年2月に区内の企業に永年にわたり勤続した優良従業員を表彰いたしております。被表彰者の推薦をしております。

8.各種情報の提供

機関誌「工団連」(年6回発行)、「葛飾区産業連盟だより」、労働局からの法令の改正、労働相談センターの各種講習会の案内、必要な情報、ニュース等をお知らせしております。